ギターチューニング"DADGAD"基礎練習【ペンタトニックスケール】
ギターチューニング"DADGAD"における基礎練習、今回はペンタトニックスケールを紹介致します。
DADGADチューニングについてはこちらの記事をご覧下さい。
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ギターを練習していると一度は見聞きするであろうペンタトニックスケールという言葉。
細かい解説は調べればいくらでも出てくると思いますのでここでは分かりやすく、極めて簡潔に説明します。
ペンタトニックスケールとは「そこさえ弾いていれば、それっぽいアドリブが弾けちゃうポジション群」の事です。
基本的に「Cメジャーペンタトニックスケール」の様に頭の部分にコードネームが付き、曲やフレーズのキーがEならばEメジャーペンタトニックスケール、GmならGマイナーペンタトニックスケールを用いる事が出来ます。
キーに対して当たり障りのない音を寄せ集めたものなので、適当にそのポジションをなぞるだけでそれっぽいアドリブが弾けちゃうといった寸法です。
スタンダードチューニングではその位置関係のシンプルさから初心者が覚えるべきスケールの一つとして紹介されることが多いですが、DADGADチューニングにおいてはどうなるのでしょうか?
今回はDADGADにおいて応用のしやすい、Dマイナーペンタトニックスケールを基に紹介していきます。
Dマイナーペンタトニックスケール
赤いポジションはルート音であるDの音になります。
DマイナーペンタトニックスケールはDADGADにおいて最も使いやすいペンタトニックスケールと言えるでしょう。
開放弦全てがスケールのポジションとして成立している為、ハンマリングやプリングなどによる開放弦を絡めたフレーズにも対応しやすいです。
7-8フレットの位置関係が多少複雑ではありますが、基本的には縦にズラっとポジションが並んだ形になるので覚えやすいスケールと言えます。
また、DADGADはそのチューニングの関係上、1・4・6弦と2・5弦のポジションがそれぞれ同じになるので実際に覚えるべきは1~3弦のポジションのみとも言えてしまいます。
このことからスタンダードチューニングよりもスケールをマスターしやすいのではないかと感じます。
Fメジャーペンタトニックスケール
オレンジ色のポジションはルート音であるFの音になります。
スタンダードチューニングと同様に、ポジションはそのままでルート音の位置の意識だけ変える事でメジャーのキーにも対応することが出来ます。
Dマイナーペンタトニックスケールの場合は、Fのキーにそのポジションをメジャーのスケールとして応用する事が可能となります。
Dメジャーペンタトニックスケール
オレンジ色のポジションはルート音であるDの音になります。
上でFメジャーペンタトニックスケールを紹介しましたが、実際DADGADにおいてはDメジャーのスケールの方が利用する機会が多く、Fメジャーの場合もカポを使用してこちらの形を応用する方が勝手が良いでしょう。
その場合、3弦の開放弦はスケールに含まれない音になるので注意しましょう。
DADGADにおいても大変覚えやすい位置関係にあるペンタトニックスケール。
演奏の幅を広げてくれる便利な知識の一つになりますので是非とも演奏に活用していきましょう。
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