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「ドロヘドロ」のカオスでダークでクレイジーな世界観は中毒性がヤバい。

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正直筆者は近頃アニメや漫画というものをめっきり見なくなっていたのだけれども、動画サイトのオススメに出てきたこいつのオープニング映像を何気なく見てしまったが最後、気になって気になってアニメを見るだけでは飽き足らず、全23巻にもわたる原作の漫画までもを全巻読破してしまった。

そうさせてしまうほど、この作品には中毒性がある。

そしてこのアニメは本記事が投稿される今週の日曜日、2020/03/29に最終回を迎えるのだ。

その前に林田球先生によるこの作品ドロヘドロの魅力を伝えたいと思い、本記事を書くに至ったのである。

独特の世界観×容赦無き戦い×ブラックユーモア

「魔法使いの世界」から来た魔法使いによって、頭を爬虫類に変えられ、記憶を失った男、カイマン。そしてその友人、ニカイドウ。カイマンの口の中には謎の男が存在している。カイマンは自分の頭を元に戻すために、そして記憶を取り戻すためにニカイドウと共に「ホール」にやって来る魔法使いを狩っていく。彼は何者なのか、なぜ記憶がないのか、口の中の男は誰なのか。それはまだ……混沌の中。それが……ドロヘドロ!

出典:ドロヘドロ - Wikipedia

あらすじから何を言ってるんだこいつは?と頭を捻ってしまうこの内容。

とにかく一言では言い表せない唯一無二のオリジナリティあふれる混沌とした世界観、それがドロヘドロの最大の魅力である。

よくあるバトル物やファンタジー物に飽きた方には是非お勧めしたい作品である。

また、萌え作品の類では決して無いのでそういったものが苦手な人にも是非進めたい。
むしろ真逆である。 結構グロい。

dorohedoro.net

本作はそのショッキングでカオス過ぎる内容のせいで、映像化不可能とまで言われていた本作だが2000年から18年間の連載を終えて待望のアニメ化を果たした。

そのキャラクターの描写のほとんどに3Dモデルを使用していたりと、初見こそ違和感があるかもしれないが、その表現と作品の風合いが良い感じにマッチングしており、この描写あってこそだなと感じる事が出来るはずである。

そしてアニメ化されるにあたり、漫画ではイメージが沸きづらかったシーン間のつながりや細かい表現などがかなり分かりしやすく描かれているので、とにもかくにもまずはアニメを一度みるのが良いと思う。

ぶっちゃけアニメを見てわからなかった事は漫画を見たところで、なんならもっとわからない。

人間×魔法使い×悪魔

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基本的に登場するキャラクターは【人間】【魔法使い】【悪魔】のいずれかに分けられる。
そしてドロヘドロで主に描かれているのは人間vs魔法使いという構図。

各々にはそれぞれが住む世界があるのだが、人間が生活する世界は「ホール」と呼ばれている。

魔法使いはその身体から黒いケムリを出すことによって魔法を使う事ができるのだが、魔法の種類は人それぞれ。
そしてドロヘドロの世界の「魔法」はいわゆるハ〇ーポッターとかそういう類のものから想像できるものとは程遠い
キノコを自由自在に操ったり、人間を生きたままバラバラにしたり、人をに変えたり、なんていうか超能力とか特殊能力とか、そういう表現の方がしっくりくるようなものが多い。

そのケムリをうまく使いこなせない魔法使いも中にはいて、そうした者は学校でその使い方を学ぶか、「ホール」に魔法の扉を通じて訪れ、人間を練習台にしてその技術に磨きをかける。
これが原因で人間と魔法使いの対立構造が生まてしまう。

ドロヘドロの主人公であるカイマンも魔法の被害者の一人で、頭をトカゲにされてしまい、それ以前の記憶を失ってしまったことから物語は始まる。
彼の相棒であるニカイドウと共に、カイマンの記憶と本当の姿を取り戻すため、魔法使いを狩り続ける…といったのが本作の大筋。

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そして本作の魅力として大事なポイントは、主人公は決してカイマン達だけではないという事。

話によっては魔法使い達が主役となる回もある。

また、前述したケムリがうまく扱えない魔法使い達は、そういったいわゆる落ちこぼれ同士で派閥を組んでおり、この存在の影響で魔法使い同士の中にも対立構造があったりするのだが、もちろんこの派閥が主役となる回も、漫画にはある。

というか、登場する主要人物たち全員が主人公となりうるぐらいに、それぞれの環境や視点がクローズアップされて物語が描かれているのだ。

これによって一方的な視点だけではなく、多方面の視点からドロヘドロの世界を味わうことができ、とても物語に深みを感じることが出来るのである。



あと、個人的にとても評価したいのはこれだけ登場人物にバリエーションが有れど、浮ついた恋愛話みたいなものがドロヘドロにはほとんどと言っていいほど無い点である。
近しく語られるものはあくまで友情人情であり、見る人によって価値観が変わるような不安定な色物要素が少ないのは安心して物語に没頭する上では重要なポイントである。

筆者がそういったものに対して嫌悪感を抱いている…というわけではモチロンないのであしからず。

久しぶりに良い作品に出会う事ができ、いてもたってもいられずこうした記事を書くに至った。
一人でも多くの人にこの作品の魅力を伝えられていれば幸いである。

しかしながら本記事ではその魅力を伝えるのには不十分すぎるのが分かり切っているぐらい、ドロヘドロはその内容のカオスが溢れ出すぎているのだ。

好き嫌いの分かれる作品なのは間違いが無いのでまずは1話見てほしい。
そして「好き」に分かれた方は是非ともその混沌に身を投じてみてほしい。



アァ↑~~~ァアァ↓~~~アァァア↑~~~~~~~~ァアアァァ↓アァ↑~~~ァアァ↓~~~アァァア↑~~~~~~~~♪(OPテーマ「Welcome トゥ 混沌(カオス)」より)

一緒に中毒になろう。


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